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新型コロナウイルスがeスポーツに与えたメリットとデメリット

新型コロナウイルスがeスポーツに与えたメリットとデメリット

コロナ禍はeスポーツにも多大な影響を与えた

2020年1月頃から急激に世界に広まった新型コロナウイルス。飲食店・旅行業界・交通・物流・スポーツ・音楽など様々な業種に甚大な影響を及ぼしました。

しかし、eスポーツは「ゲームでの対戦だから新型コロナウイルスの影響がほとんどないのでは?」と思う人も多いかもしれません。確かにサッカーや野球などのリアルスポーツや、音楽イベントなどと違い、eスポーツなら非接触で楽しむことができますし、実際に顔を合わせなくても対戦することができます。

しかし、eスポーツに馴染みのない方にとっては意外なところで、新型コロナウイルスの影響を受けています。今回は、新型コロナウイルスがeスポーツ界に与えた影響について、悪い面も良い面も紹介していきます。

 

コロナ禍のeスポーツへの影響5選

 

1.巣ごもりにより回線が混雑

巣ごもりにより回線が混雑

・Netflixなど動画配信サービスを利用する人が増え、世界的にインターネット回線が重くなった。

・同じマンションで高画質の画像を見ている人が多いと、ゲーム対戦が不安定になることも。

・テレワークでのデータ送受信、ビデオ会議なども回線を圧迫。


オンラインで快適にeスポーツを楽しむためには、高速かつ安定した回線が必要です。

しかし、新型コロナウイルスによる巣ごもりやテレワークにより回線が逼迫。ラグや回線落ちに苦しめられるプレイヤーが増えました。

 

2.半導体不足による機器の高騰

半導体不足による機器の高騰

・PCやスマホの価格が高騰。

・PS5など、家庭用ゲーム機が入手困難に。


家電や自動車のIT化により、もともと半導体不足は叫ばれていましたが、新型コロナウイルスの影響によりサプライチェーンが著しく停滞。

さらに巣ごもり需要により半導体不足が深刻化しており、ゲーミングPCや高性能スマホの価格が高騰しています。また、PS5などゲーム機も入手困難に。

そもそもゲーム機がなければeスポーツができませんから、手軽にeスポーツを楽しみづらくなりました。

 

3.オフラインイベントや大会の自粛

オフラインイベントや大会の自粛

・これまでラグやゲーム環境の公平性の関係で、リアル会場での大会が多かった。

・感染を危惧して会場に選手を呼んだり、観客を集めたりできなくなった。

・大会を開催しても、検温や消毒などの設備費用がかさむ。


コンマ数秒を争うプロeスポーツの世界では、リアル会場での対戦の方が都合が良い場合が多いです。

トップクラスの選手やチームが集う大会や、種目を横断する大規模なイベントともなれば、大きな会場に世界中からたくさんの人が集まります。しかし、新型コロナウイルスの蔓延により、そういったゲーマーにとってのお祭りの機会が大きく減少しました。

様々な制約を超えて大会を開催したとしても、検温器の導入や消毒、セキュリティや医療などに大きな費用がかかってしまいます。

 

4.スポンサード大会の減少

スポンサード大会の減少

・リアル会場でイベントを開催できないため、広告効果の減少。

・特に、ゲーミングデバイスやゲーミングチェアなど、大会と親和性が高い企業への影響は甚大。

・これまで広告を出していた企業にも余裕がなくなった。

・プロのeスポーツチームやeスポーツにとって収入を確保する手段が減ってしまった。


大会の開催にはスポンサーが付きものですが、スポンサーにとってはリアルイベントの方が臨場感があるため売りたい商品やサービスをPRしやすいものです。

また、スポンサーとして出資する企業側も新型コロナウイルスの影響で資金的に余裕がなくなった企業も多くなっています。

オフラインの大会が大きく減少した影響はもちろん、オンラインでも幅広いスポンサーが付きづらくなり、運営資金や賞金の確保が難しくなりました。

 

5.オンラインイベントの充実

オンラインイベントの充実

・ゲーム会社が様々なオンラインイベントを開催。

・NTTなどを中心に、オンラインのリーグ戦を運営。

・PUBGmobileなど、モバイルeスポーツの興隆。


新型コロナウイルスの影響でオフラインイベントや大会の開催が自粛される一方で、オンラインでの大会やイベント、リーグ戦などが大きな盛り上がりをみせるようになりました。

特にモバイルeスポーツゲームとオンラインイベントの親和性は高く、ゲーム開発会社はもちろん、通信会社などが大会やリーグを主催するなどeスポーツ界に新たな風を吹き込んでいます。

 

 

ダイバーシティの礎としても注目

2020年1月頃から明らかになった新型コロナウイルスの蔓延は、eスポーツ界にも大きな影響を与えました。特にプロeスポーツの世界では、回線や機材などの公平性や広告や販促の関係上、リアル会場での対戦が多かったため、自粛により甚大なダメージがあったことは否めません。

しかし、eスポーツはオンラインでの対戦が可能で、オンラインでの大会・リーグ・イベントなどが開催されるなど代替手段が採りやすい環境にあります。また、ボイスチャットやビデオ通話などのツールの発達もあり、特にFPS・TPS、MOBAなどのジャンルではコミュニケーションや連携を行う素地が整っていました。そういった関係から、eスポーツ界ではオンラインならではの対戦や観戦の文化が起こり、奇しくも新型コロナの影響でeスポーツの新たな側面と可能性が見出されたのではないでしょうか。

接触を伴わないゲームでの対戦は感染症リスクを大きく下げることができますし、さらに、年齢・性別・場所を問わず、誰もが参加し活躍できるのがeスポーツのメリットです。新型コロナ禍により分断された人々を繋ぐコミュニケーションツールとしての場、新しいビジネスや価値を生み出すツールとして、高いポテンシャルを秘めているeスポーツ。人類が新型コロナウイルスを克服した時にeスポーツがどんな飛躍を見せるのか、目が離せませんね。

 

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